How to ニュージーランド

ニュージーランドのオークランドや各地について、観光地、カフェ、レストラン、ワイナリーなど旅行に役立つ情報を発信しています。

オークランドのノースヘッド観光とネイビーミュージアム紹介

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Kia Ora(キオラ)!

今回は、ニュージーランドオークランドから、デボンポートにあるマウントビクトリアと双璧をなす丘のような山、「ノースヘッド」とその近くにある「ネイビーミュージアム」について紹介していきたいと思います。

1.   ノースヘッドには何があるの?

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下方にノースヘッド、右奥マウントビクトリア、左奥にオークランドシティ

ノースヘッドは、オークランド北部に位置するノースショアにあるデボンポートという街の一部、もしくはそこにある山の名前で、ワイテマタ湾に面する最東端にある場所となります。

 

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ランギトト島(左)、パラグライディングをしてる人(右)

高さは50mとマウントビクトリアの87mよりも低く、そこまで高くはないですが、山頂まで登ると、マウントビクトリアとはまた違った角度からの360度見渡すことのできる絶景が待ち構えています。山頂の辺りは緩やかな丘のような土地になっていて、広々とした空間が広がっています。風が強く吹く場所でもあるので、パラグライディングをしている方もいました。また、世界大戦中には沿岸の警備や砲台として使われていた施設、トンネルの数々を探検することができます。

 

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ノースバッテリー、砲台施設、入口

この山は元々、約4万年前に活動していた火山でしたが、現在は活動していない旧火山ということになっています。そして、先住民族マオリの方々の土地でもありました。1885年からは、主に軍が沿岸を監視や防衛するために利用されることになりました。それからたくさんの砲台や監視塔、地下のトンネルシステムなどが作られ、これらが現在でも跡地として誰でも見ることができるようになっています。

 

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ノースバッテリー、入口とトンネル内の空間

 世界大戦中も沿岸の防衛のために利用され、その後、1950年にその役目を終えました。それからは海軍が訓練用の場所として利用するようになりました。1996年にはノースヘッドを指定保護区、2001年には歴史的保護区として、環境省が指定しました。

 

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ノースバッテリー、監視塔や砲台などの跡地

現在はこの砲台やトンネルには一般の誰でも入ることが可能になっていますが、必ずライトの出せる機械(スマホなど)を持って入ってください。トンネル内はとても広く、昼間でも想像以上に暗くなっています。当時の様子を垣間見ながら、ちょっとした探検もできますので、お勧めの場所です。

 

 

2.   ノースヘッドの場所と行き方は?

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ノースヘッドからの眺望(オークランドシティ)

気になる行き方ですが、 デボンポートのフェリーターミナルから徒歩30分ほどで行くことができます。デボンポートへ行くにはオークランドシティのフェリーターミナルからフェリーで15分ほどで行くことができます。デボンポートについては、よろしければこちらの記事をご覧ください。

newgipland.hatenablog.com

 

フェリーターミナル付近では、タクシーやウーバーなどはあまり見かけませんが、呼ぶことができれば、山の上にはマウントビクトリアにはない駐車スペースがしっかりありますので、車で登ることも可能です。また、公共のバスで麓の近くまで行くこともできます。

 

麓にはゲートがありますが、朝6時~夜22時までオープンしていますので、日の入りや日の出の時間に登られている地元の方々も多いようですよ。山頂への道は、若干の勾配がありますが、そこまで長い道のりではありませんので、意外とあっという間に登ることができます。登る道はいくつか分かれているところもありますが、基本的には山頂へ向かっていく道ですので、色々試してみるのもいいと思います。

 

そして、ノースヘッドへ行く途中、近くにはネイビーミュージアムもありますので、山に登った後に訪れてみるのもお勧めです。

 

   

3.   ネイビーミュージアム 海軍博物館

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ネイビーミュージアム 正面ゲート

ノースヘッドで登山と絶景を楽しんだ後は、博物館でもいかがでしょうか。ノースヘッドとフェリーターミナルの間にはトーピドベイ(Torpedo Bay)という湾があり、その近くにはネイビーミュージアム(海軍博物館)があります。こちらなんと、無料で入場することができます

 

こちらは文字通りニュージーランド海軍のオフィシャルミュージアムであり、国立の博物館となっています。正式名称は、National Museum of the Royal New Zealand Navy Te Waka Huia o Te Taua Moana O Aotearoaという前半は英語、後半は先住民族マオリ語というとても長いものになります。

 

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ネイビーミュージアム 建物外観

オープンしたのは2010年ということで、意外と最近になりますね。初めての海軍博物館は、1974年に建設されましたが、とてもとても小さいところで、一週間に2時間しか空かないという予約制のものだったそうです。1982年に一度場所を変えましたが、これも小さかったそうで、それから2010年にワイテマタ湾に面したトーピドベイに移転をしてきました。

 

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館内の様子、日本語の展示物も

館内は、とても大きいというほどではありませんが、無料で鑑賞できるものとしては、十分すぎる価値があるほどの展示物の数々が並んでいます。世界大戦についてのものや、日本語で書かれた地図などの展示もあります。

 

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展示物の説明はタッチパネルディスプレイ

また、展示物と一緒にこのようなタッチパネル式のディスプレイパッドがいたるところに設置されており、詳細を確認することもできるようになっています。館内はとても清潔に保たれており、子供が飽きるほどの大きさでもありませんので、ちょうどいい鑑賞時間になると思います。ギフトショップもありますので、ロイヤルニュージーランドネイビーのグッズをお土産にするのもいいですね。

 

営業時間は、10:00am - 5:00pm。祝日は休みの日あり。予約をすることで英語ツアーもやっているそうです。場所はデボンポートのフェリーターミナルから、徒歩20分ほどで行くことができます。

 

 

4.   ミュージアム併設のカフェ

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Torpedo Bay Cafe 店内

 ネイビーミュージアムには、同じ建物内に併設しているカフェがあります。お店の名前は「トーピドベイ カフェ(Torpedo Bay Cafe)」です。そのまま湾の名前ですね。

 

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Torpedo Bay Cafe 外観

店内は綺麗に整えられていて、十分なテーブルとイスがあり、雰囲気の良いカフェ空間が広がっています。屋外のスペースにもテーブルとイスがありますので、天気の良い日にはトーピドベイの海のある景色を見ながらのランチも良さそうですね。アイスクリームの販売もやっていますので、夏の暑い日にはアイスを買って海を見ながら歩いてみるのも良いと思います。

 

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Torpedo Bay (トーピドベイ)

もちろん、ネイビーミュージアムに入場していなくても、カフェのみの利用もできるようになっていますので、平日のランチ時間には地元の方々もたくさんやってきています。

 

 

 

デボンポートから近いノースヘッド、ネイビーミュージアムをご紹介しました。デボンポートの街やマウントビクトリアよりも観光の方は中々訪れない場所ですが、そんな地元の人たちが愛する場所に行ってみてはいかがでしょうか。