How to ニュージーランド

ニュージーランドのオークランドや各地について、観光地、カフェ、レストラン、ワイナリーなど旅行に役立つ情報を発信しています。

オークランドのパーネル観光まとめ!大聖堂やカフェ巡りなど

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Kia Ora(キオラ)!

今回は、ニュージーランドオークランドから、簡単に行ける観光スポットであり、ガイドブックなどでは必ずと言っていいほど紹介されている「パーネル」について、何があるのか、見るもの、やること、行き方もチェックしていきたいと思います。

1.   パーネルには何があるの?

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お洒落な店が立ち並ぶ パーネルロード

パーネル(Parnell)は、オークランドシティ中心部から近く、オークランド滞在中に気軽に行ける観光スポットとして有名です。メインストリートであるパーネルロードには、カフェやレストラン、雑貨屋、高級ブティック、アンティークショップ、ギャラリーなどが多く立ち並び、通りを歩いているだけでも写真を撮りたくなるような映えるスポットやおしゃれなお店がたくさんあります。

 

パーネルロードは若干の坂道になっていますが、上の方へ登っていくと、チョコレートブティックというチョコレート専門店、更に上がると大聖堂や教会が姿を現します。そのまま西方向に進むと、オークランドドメインという大きな公園にも行くことができ、公園の敷地内には植物園や戦争記念博物館があります。メインのパーネルロードから少し離れるところには、パーネルローズガーデンというバラ園もあり、時季によって満開のバラを見ることもできます。また、土日限定になりますが、パーネルフレンチマーケットというファーマーズマーケットも開催しています。それ以外には、パーネルバスという海辺にある施設では、塩水を使ったプールを利用することができます。

 

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中世ヨーロッパ風の家々

オークランド市民にとっても、パーネルはとても魅力的なところですので、お気に入りのカフェやレストランに通う方も多いですし、パーネルエリアに住んでいる方もとても多くいらっしゃいます。賑わっているパーネルロードから一歩外れた道に入ってみると、そこはお家がたくさん並んだ住宅街となっています。パーネルは、1800年代から移住をしてきたヨーロピアンの方々によってたくさんのお家が建てられ、住宅地となっていきました。昔に建てられたため、そのぶん古いですが、レトロで趣のあるお家が多い印象で、それもパーネルが人気である理由のひとつかもしれません。

 

 

2.   パーネルの場所と行き方は?

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右下にパーネル、中央にドメイン、上方にシティ

パーネルは、オークランドシティ中心部から方角的には東にあたります。徒歩やバス、または電車で行くことができますが、徒歩の場合は所要時間は30分ほど。バスに乗れば15分電車の場合は乗ってる時間は5分ほどになります。

 

歩いた場合ですが、シティ中心部からはまず東に向かい、Beach Rd(ビーチロード)という車も走る大きな道を通って、 Parnell Rise(パーネルライズ)というパーネルの入口の通りに入っていきます。徒歩できついところが、このパーネルライズはとても急な坂道になっていて、歩いて上がっていく必要があるため、これだけでかなり疲れます。ここを登れば目抜き通りのパーネルロードはもうすぐそこです。

 

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インナーリンク(左)、アウターリンク(右)

バスの場合ですが、シティ中心部にいくつもあるバス停から、緑色の車体のInner Link(インナーリンク)もしくはオレンジ色の車体のOuter Link(アウターリンク)に乗ってください。この2つの路線はオークランドシティの周囲をぐるぐると循環しているバス路線で、2つともパーネルロードにバス停があります。シティからは間違っても違う方向にはいかず、パーネル方面に乗りましょう。逆方向のポンソンビーなどに行ってしまいます。わかりやすいところにあるバス停は、インナーリンクはスカイタワー目の前やクイーンSt沿い、アウターリンクはシビックシアターという立派な建物の近くに位置しています。2020年現在、運賃は現金だと3.5ドル、AT HOPカードは2ドルとなっています。

 

電車の場合ですが、シティからは5分ほどでパーネルステーションに到着します。パーネルの電車の駅は2017年にできたばかりです。シティ側からは、ブリトマートステーションという駅からWestern Line(ウェスタンライン)かSouthern Line(サザンライン)に乗りましょう。駅はパーネルロードから徒歩で5分ほど離れた場所で、坂道になっていますので、正直言ってバスのほうが便利かと思います。バスはバス停が街中にも多いですし、わざわざ海沿いのブリトマートに行く必要がないからです。2020年現在、運賃は現金だと3.5ドル、AT HOPカードは2ドルとなっています。

 

 

3.   チョコレートブティック

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チョコレートブティック 外観

ここからはパーネルの見どころを紹介していきます。まずはこちらの「Chocolate Boutique」、その名の通りチョコレートの専門店であり、チョコレート販売の他、ホットチョコレートなどのチョコレートドリンクやワッフルなども提供しているカフェとしても営業しています。お土産用に可愛く包まれたチョコレートも販売していて、ホーキーポーキー味やキウイフルーツ味、フィジョア味などのニュージーランドらしいチョコレートがあるのもいいですね。パーネルいちのお洒落スポットにあるこちらのお店は、ガイドブックなどでは必ずと言っていいほど紹介されています。お勧めは、様々な味がたくさん用意されている「ホットチョコレート」です。

 

  

4.   カフェ巡り

前述のチョコレートブティックも有名なカフェのひとつですが、それ以外にもパーネルにはたくさんのお洒落で評判のいいカフェがありますので、いくつか紹介していきたいと思います。

 

 

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Verve Cafe(左)、Biskit(右)

・Verve Cafe

こちらのVerve Cafeは、前述のチョコレートブティックのすぐ近くにあり、周りにレストランなどが並び、屋外スペースもあってパーネルの特に素敵なところにあります。店内はそこまで広くはありませんが、コーヒーやモカも美味しく、サーモンサラダが人気。

 

・Biskit

こちらのBiskitは、パーネルロードの中心部に位置しており、お店はガラス張りでいつも賑わっているのが伺えます。店内は外から見るよりも広々として、ショーケースに並んでいる料理も多いです。 サーモンベーグルやフライパンで焼くチーズのハロウミチーズを使ったサラダがおすすめです。

 

 

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Crunch Tower Desser(左)、Winona Forever(右)

Crunch Tower Desserts & Drinks

こちらのCrunch Towerは、通常のカフェとは違って、巨大なデザートを提供しているお店です。上の写真はその中のひとつですが、一人で食べきることが難しいほどの大きさと量です。写真に映えることは間違いないですので、興味のある方はぜひ行ってみてください。お店はパーネルロードから路地裏のようなところに入った場所にあります。

 

・Winona Forever

こちらのWinonaは、パーネルロードに入ってすぐ左手に位置し、この4つの中では一番シティ寄りにあります。いつ見ても来店客で賑わっていて、オークランダーも大好きなカフェです。ショーケースに並んでいる料理も多いですが、そば粉のパンケーキやビーガン向け料理、豆料理、グルテンフリーのメニューもありと、様々な種類の料理を提供しています。お勧めは、サーモンベネディクトとイカブルスケッタ

 

 

5.   ホーリートリニティ大聖堂とセントメアリーズ教会

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ホーリートリニティ大聖堂 外観

パーネルには、素敵なお店以外にも見るものがまだまだあります。ホーリートリニティ大聖堂は、パーネルロードの坂道を上がったところに見える場所にあり、チョコレートブティックからは歩いて5分ほどで行くことができます。ここは入場無料ですが、入口でドネーション(寄付)を行っているので、余裕があればぜひ寄付をしてあげるといいと思います。土日は集会や行事が行われていることもあり、入れないことが多いですが、平日の夕方ごろまでは入ることができます。

 

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ホーリートリニティ大聖堂のステンドグラス

中に入ると、見えてくるのがこちらの写真に写したもので、大きな大きなステンドグラスがあります。こちらなんと、南半球で一番の大きさだそうで、とっても素敵なステンドグラスです。また、デザインを見てみると、他の国のキリスト教のステンドグラスでは見ないような木や鳥などのポリネシアの文化のものが描かれています。他には、大きなステンドグラスも圧巻の光景となっています。

 

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セントメアリーズ教会 外観

セントメアリーズ教会は、1898年という昔に作られたもので、ホーリートリニティ大聖堂のすぐ真横にあり、今では伐採が禁じられているカウリという貴重な木で作られた教会です。普段この教会は開いていることが少ないですが、たまに開いていると、こちらも無料で入ることができます。(同じように寄付をする箱が用意されています。)週末はここで結婚式などを挙げている方々も見かけます。

 

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セントメアリーズ教会 内装

中に入ってみると、全体が木でできているのがしっかりとわかり、木々の香りも漂って、綺麗なステンドグラスもあり、なんとも神秘的な空間となっています。この教会は、以前は横に通っているパーネルロードの道の反対側にあったそうですが、1982年に教会ごと道を跨いで大聖堂の横に引っ越しをしたそうです。入口付近には、1982年当時の写真なども飾られています。

 

 

6.   オークランドドメインオークランド博物館

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オークランドドメインと博物館

パーネルは、オークランドドメインという大きな公園の横に位置していますので、パーネルステーションという電車の駅を横切って公園に入ることもできます。また、パーネルロードを登って大聖堂や教会を通り過ぎて、更に南の方へ進んで行き、Domain Dr(ドメインドライブ)を右に曲がると、立派な建物が見えてきます。そこがオークランドドメインという公園の中にあるオークランド博物館となります。前述のチョコレートブティックからは徒歩15分、ホーリートリニティ大聖堂からは徒歩10分ほどの場所にあります。

 

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ウィンターガーデン(植物園)内の温室ゾーン

オークランドドメインは、75ヘクタール(東京ドーム約16個分)という広大な敷地があり、いつも綺麗に整えられた芝生が至る所にある、オークランドで最も古い公園です。シティから歩いて30分ほどでも来ることができるため、仕事帰りや休日にランニングやウォーキングをしている方も多いです。公園内には、様々なスポーツのできる運動場、カフェ、ウィンターガーデンという無料で入れる植物園があり、公園の中心の丘の上にはオークランド博物館があります。植物園には2つ建物があり、温室の中では亜熱帯で育つ植物が育てられていたり、もう一つの建物内には色鮮やかなお花がたくさん育てられています。また、NZの固有種のシダ植物の園もあり、様々なシダも見ることができます。

 

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オークランド戦争記念博物館

オークランド博物館は、Auckland War Memorial Museumということで、戦争記念博物館となっています。とても大きな博物館で、1階には先住民族マオリのコーナー、2階にはNZの固有種の鳥類や500年以上前に絶滅した巨鳥モア、火山帯などの特集があり、3階には戦争関連の展示物や日本のゼロ戦などの展示もあります。それ以外には、先住民族マオリの方々が伝統舞踊ハカを踊ったり、歴史を紹介したりといったマオリショーも1日に3回催行されています。館内には、食事のできるカフェもある為、歴史や文化などが好きな方は半日、1日中いることもできますね。お土産ショップもあり、博物館ならではの珍しいものも売っています。 

 

 

7.   パーネル フレンチマーケット

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フレンチマーケット 屋外販売スペース

さて次はファーマーズマーケットの紹介です。パーネルでは、土日の午前中限定ですが、フレンチマーケットが行われています。場所はパーネルロードから少し離れていますが、徒歩6分ほどで行くことができます。下の地図では、一番最寄りのバス停からの経路を出していますので、参考にしてください。

 

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フレンチマーケット 野菜や果物の販売、屋内食事スペース

フレンチマーケットでは、オーガニックの野菜や果物、自家製のハム、様々な種類のパン、フランスやNZのワイン、そして食事を提供しているお店が軒を連ねています。パエリヤや一味違う凝ったパンなどが人気で、毎週人がたくさん訪れ、人気を博しています。お土産にぴったりのものも見つかるかもしれませんし、現地のマーケットの雰囲気を楽しめる場所です。

 

  

8.   パーネル ローズガーデン

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パーネル ローズガーデン

最後にご紹介するのがこちらのローズガーデンです。正式名称は、Dove Myer Robinson Park(ダヴマイヤーロビンソンパーク)ですが、通称ローズガーデンで親しまれています。場所はパーネルロードから離れていますが、パーネルロードから徒歩15分ほどで行くことができ、無料で観賞できるバラ園となっています。 下の地図には、大聖堂からの地図を載せていますので、位置関係を把握するのにご参照ください。

 

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ローズガーデン とても大きなバラ

こちらのローズガーデンは、毎年10~4月の時期にたくさんのバラが咲き誇ります。種類は5000種類以上とも言われ、とても大きな花びらとバラの香りが漂い、写真を撮りたくなってしまいます。夏頃には満開のことが多く、観光で行く方も多いスポットです。ローズガーデンの奥には、ジャッジスベイという湾があり、海に繋がっています。歩けるコースもあり、ちょっとしたウォーキングがでら海を見に行くのもいいですね。車を持っている方は路上に駐車スペースもありますよ。 

 

 

長々とご紹介しましたが、パーネルの魅力は伝わりましたでしょうか?これだけ並べましたが、1日いても飽きそうにない場所ですね。午前中のみ、午後からといった風に時間を決めて見たいものを見ていくといいと思います。その中でも人気の場所は、カフェやチョコレートブティック、大聖堂見学が行かれる方が多い印象です。ぜひ、パーネルをご自身の目でチェックしてみてください。